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加速するGoogleのリンク売買撲滅運動

Googleは米国時間の12月1日に、ページランク操作目的のリンク売買についての記事を上げました。
Information about buying and selling links that pass PageRank

この中で彼らは、何故リンク売買が禁じられなければならないのかの理由と、ユーザトラフィック目的の純粋な広告リンクの貼り方(rel=nofollowなど)を説明しています。
また、過去にも彼らが繰り返し有料リンクを禁ずる旨の発表をしていたことを挙げており、今回の措置が「晴天の霹靂」ではなく「来るべきものが来た」のだということを強調したいようです。

同日にMatt Cutts氏が自身のブログで「リンク売買の有害さ」について例を挙げて記述しています。
これは後述のQ&Aの中にも出てきますが、脳腫瘍に関連して放射線外科について調べたかったケースで、有料リンクとして書かれたいい加減な記述を列挙して、その有害さを示しています。
この記事に関しては「極端な例だ」と批判も出ているようですが、例とは極端なものの方が分かり易いもので。

今回両方のブログで書かれていることは、「有料リンクの定義」や「ページランクにどの程度の影響を及ぼすのか」といったプラクティカルな話ではなく、「何故、有料リンクは検索エンジンにとって悪なのか」にフォーカスしています。
「Googleは、自身の広告モデル以外を締め出そうとする邪悪な行為に及んでいる」との批判に対する回答なのでしょう。

私の見解では、今回の説明を読むまでもなく有料リンクは「悪」です。
全く本質的でないところに注がれる労力と費用、それによって駆逐される価値あるコンテンツを思えば、議論の余地は無いでしょう。
「広宣費も企業努力」と言い張るのであれば、キーワードマッチによるランキングではなく広告費によるランキングを採用した検索エンジンを誰かが作れば良いわけで。
エンドユーザもそれを望むのであれば、この上なく透明で分かり易い皆がハッピーな検索エンジンが生まれるでしょう。SEOなんて全く不要の、夢の世界。
# もちろん、そんなエンジンを誰も好んで使わないでしょうけど。

話を戻して、公式ブログの投稿の最後の方に、Matt Cutts氏へのQ&Aが載っています。
端的にGoogleのスタンスがまとまっているので、適当に訳してみました。
以下がその内容になります。

Q: リンク売買がページランクを下げるのは、Googleのガイドラインですか?何故ですか?
A: はい、前述(本記事中での説明)の通りです。
私のブログにも最近、そういったリンクをカウントしたくない理由となる事例を載せました。
医学上の重大な話題(脳腫瘍)において、経験も基本的な調査もしておらず、あまつさえ綴りすら間違えるような人たちが、お金をもらって記事を書いている事例を取り上げています。

Q: これはGoogleだけの問題ですか?
A: いいえ。全ての有名な検索エンジンは、リンク売買が検索エンジンに影響を与えることに反対の立場をとっています。
ForbesのGoogle Purges The Payolaという記事で、Andy Greenbergは他の検索エンジンの理念を聞きました。結果、満場一致の答えが返ってきています。以下に引用しておきます。

検索エンジンはこのような、人気操作のためのリンク売買を嫌っています。Googleのウェブマスターガイドラインはリンク売買による検索結果の操作を禁止しています。AskやMSN、Yahoo!のような他の、Google同様のリンクを元にした検索ランキングも同様に、リンク売買を止めさせる方向に進んでいます。

他の検索エンジンもそれぞれ同様にコメントしていますが、例えばMicrosoftは最近のインタビューで次のように述べています。
現実問題、殆どの有料リンクが明らかに客観性を欠いており、大抵が的外れなものです。あなたがこれらのリンクについて訊いているなら、間違いなく危険を孕んでいると答えます。我々は、これらのユーザにとって何のプラスにもならない偽のリンク、システムに影響を与えようとするゲームを許容するつもりはありません。

Q: だから、リンクを売っている幾つかのサイトで、Googleツールバー上でのページランクの下落が見られたのですか?
A: はい。そのサイトがリンクを売っているならば、それは我々の価値基準からは、サイトの価値や信頼を失う理由になります。

Q: リンク売買によりページランクが下げられた場合、サイト管理者はどうすれば良いですか?
A: GoogleのWebmaster Central consoleから再審査要求をすることができます。再審査を願い出る前に、売ってしまったリンクがページランクを流していない、もしくはリンクが取り除かれていることを確実にしておいて下さい。

Q: Googleからウェブマスターに、どうすべきかの指示がありますか?
A: いいえ。我々はGoogle上でうまくやりたいと思っているウェブマスターにアドバイスはします。
私が2007年6月の基調講演で述べた通り、ウェブマスターは好きなようにサイトを作ることができます。一方でGoogleは、検索インデックスの品質や妥当性を守る権利があります。知っている限り、全ての著名な検索エンジンは同様のスタンスを取っています。

Q: Googleは他のトラフィック広告モデルを摘発するつもりですか?
A: いいえ、とんでもないことです。
ウェブマスターガイドラインは、正しくトラフィックを得るためのリンクについて明確にしています。事実、2007年8月の公演で私は、ガイドラインに完璧に従っているGoogle以外の広告について例を挙げています。
我々は単に、有料リンクが検索エンジンに影響を及ぼさないように、それを打ち明けて欲しいと願っているだけです。

Q: リンク売買を行っているサイトに気づいた時、どうやってそれをGoogleに伝えれば良いですか?
A: 公式blogにある、有料リンク報告方法についての記事を読んでください。
我々はこの数ヶ月で何千もの報告を受けましたが、更に多くの報告を望んでいます。
既存のアルゴリズム改良に直接の手助けになることですから、フィードバックには大変感謝しています。
それらのデータは、品質ガイドラインに反するリンク売買に対する新しいアルゴリズムを試すためにも使われます。

Q: 更に情報を得られますか?
A: もちろん。私は今年の初めに有料リンクについての更に多くの回答を記載していますので、よろしかったら読んでください。
更に質問があれば、ウェブマスターヘルプグループディスカッショングループに参加していただくと良いでしょう。

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2007年12月02日 23:49に投稿されたエントリーのページです。

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