(自分のあまり好きでない)Yahoo!が、(珍しく)非常に面白そうなサービスを(悔しいことに)開始しました。
出先でスナップショットが撮れないので説明が難しいですが、「色々な検索ツールやRSSを組み合わせてフィルタやマージを行い、自分だけの検索ツールを作ることができるサービス」といったところでしょうか。
見た方が早いので、例えば現時点で一番人気のPashaSadri氏の創ったdel.icio.us検索ツールを見てみます。
del.icio.us flavored web search
del.icio.usの検索したいユーザの名前(自分でなくても可)と検索クエリーを入れれば、その人の公開しているブックマークから自由に検索することができます。
このツールがどうやって創られているかというと、こんな風な非常にインタラクティブなWYSIWYGツールです。
説明は不要かと思われるくらい簡単で、パイプの繋がっている順(Queryが横からマージしていますが)にこんな感じになっています。
- Del.icio.us username
del.icio.usのユーザ名入力を受付 - URLBuilder
該当するユーザのRSSを取得するURLを作成 - Fetch
URLを取得 - Query
Queryを受付 - For Each: Replace
クエリーを元にRSSをYahooエンジンとあわせて検索 - Unique
検索結果を一意にフィルタ - Pipe Output
出力
このツールは例のお騒がせなYahoo!エバンジェリストのJeremy Zawodny氏のblogでも紹介していますが
Yahoo! Pipes: Unlocking the Data Web
GoogleのMatt Cutts氏も「面白いアイディア」とコメントを入れています。
「ちょっとバグってるみたいだけど」と書き添えている(いや、結構致命的なエラーだけど)のも悔しさと賞賛の表れでしょうか。
(2007.02.08 17:20追記)
Matt Cutts氏のblogでも、このYahoo! Pipesに対する記事が投稿されました。
Review: Yahoo pipes
基本的にいつも友好的に大人なスタンスでお互いに対しているMatt Cutts氏とJeremy Zawodny氏ですが、それにしても両手ばなしで絶賛。
IBMのVisual Ageじゃないですが、データをプロセスボックスに分割してパイプで繋いでいくという発想そのものは昔からあったもの。(確か三菱でも似たようなツールを作っていた記憶が?)
しかし融通のきかなさやデバッグのやりにくさから、レスポンスや細かな特殊処理を必要とする勘定系等のビジネスシーンでは今ひとつ根付かなかった印象でした。
それをWeb2.0の時代にRSSと検索IFを組み合わせて鮮やかに蘇らせたのは、賞賛に値すると思います。
更にブラッシュアップしていく余地も多そうですし、もしかするとGoogleでいうところのGoogle Mapsのようなモンスターサービスになるかもしれない...と言ったら言い過ぎでしょうか。


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