Firefox3が、オフライン・アプリケーションをサポートする見込みであることが、今月頭に開かれたNZでのFoo Campで語られたようです。
Firefox3: Web Apps Game changer
NewZealandを拠点とする珍しい(と言ったら失礼でしょうか)、Mozillaレンダリングエンジン開発者の1人であるRobert O’Callahan氏が話したもので、いわゆるSaaSプラットフォームをFirefox3が担うということになるのでしょうか。
これが実現すればGMailやGoogle Calender、Google Spreadsheetなどがオフラインでも使えるわけで(当然そのためにはGoogleなどのサービスプロバイダがSaaSを提供してくれる必要がありますが)、またMicrosoftの食い扶持が減る可能性も出てくるわけですね。
常時接続がかなり普及している日本では大きなメリットには感じられないかもしれませんが、インターネット普及率は高くてもブロードバンドはまだまだのキウイ(ニュージーランド人)ならではの要望でしょうか。
# 実際、これによってFirefox3+GMail+Spreadsheetがシェアを伸ばせば、IE+OL+Excelのパイが減ることは必然です。ビジネスユースはともかく、パーソナルユースでは結構な打撃かも。
しかし、記事中でも書かれているように問題(というか疑問)も多々あります。
結局はアプリケーションを丸ごとダウンロードする仕組みになるのか?ファイルやステータスの変更は全てセッションの形でローカルディスクに書かれるのか?どうなんでしょう。
そもそも、実は自分にはSaaSの概念と昔からあるASPサービスの違いが今ひとつ理解できていないのですが、これはJavaがJVMで実現しようとしていたことや、AdobeがApolloでやろうとしていることとは本質的に違うのでしょうか?
更に元記事ではDojo Offline ToolkitやTiddlyWikiにも議論が及んでいました。
前者に対する「だってダウンロードやインストールが必要じゃん」という批判は、FF3が同様にインストールアプリである以上は同じことです。ローカルプロキシを信頼するしかないという点においては、FF3がそれを克服できるのであればどのような手法を用いるのか興味のあるところです。
また後者においては、単にJavaScriptのエンジンだけならブラウザだけで動くよねってレベルの話なので本質的に異なった話題でしょう。
いずれにしろ実装に向かっていけば続報は自然と聴こえてくると思いますので、これが夢の未来への切符になるのかの判断はもう少し待ちたいと思います。


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